予防歯科とは、虫歯や歯周病にならないように、健康な歯と口腔を維持していくための歯科診療科目です。虫歯や歯周病を予防するためには、患者さん自身が毎日行うセルフケアと、歯科診療所で歯科医師や歯科衛生士が行う予防処置とがうまく組み合わせることが大切です。口腔の状態は患者さん一人一人で違いがありますから、ブラッシング一つをとっても、ただやみくもにやるよりは、歯科衛生士のアドバイスをうけて行った方が良い結果が得られます。
診療所では、虫歯や歯周病の状態を調べるために、各種の検査を行っています。検査の結果に基づいて、虫歯や歯周病の治療が必要な場合はまず治療を行います。また同時に治療後の歯と口腔の健康維持のためリスクを判定し、患者さん一人一人に合った予防プログラムを作成して、患者さん自身のセルフケアのやり方のアドバイスを行うとともに、定期メインテナンス時にチェック事項を明確にしていきます。