チーム医療の実践により質の高い歯科医療を提供
倉敷医療生協の歯科診療所全てに歯科技工士が配置され、患者さんへの細やかな対応を行いながら、冠や義歯など補綴物の製作を行っています。歯科技工士が診療所にいることで、義歯などの修理に即日対応できます。歯の色や歯並び、歯の形など、患者さんの希望・要望を歯科技工士が直接聞き、相談しながら製作することができます。また、保険診療から自費診療の最先端医療まで、歯科医師・歯科衛生士とともに密に連携したチーム医療を実践しています。患者さんにとって安心安全で質の高い歯科医療を提供することができます。
私たちのしごと
保険から自費の全ての補綴物を製作できる体制があります。CAD/CAM技術も積極的に応用し、オールセラミックやインプラントをはじめとした自費補綴、保険CAD/CAM冠に対応しています。また保険の部分義歯や総義歯、自費の義歯やクラスプの見えにくい特殊な自家製アタッチメント義歯などの製作を行っています。
- ●CAD/CAM冠(保険)
- ●メタルボンド
- ●オールセラミック
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ジルコニア
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ガラス系セラミック
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- ●金属床義歯
- ●インプラント補綴
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アバットメントデザイン
「©Institut StraumannAG,2017.All rights reserved」
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上部構造体
「©Institut StraumannAG,2017.All rights reserved」
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先進的に歯科技工のデジタル化を展開
◆歯科診療所グループのデジタル化の構想
デジタル化の構想をもとに、2017年5月に水島歯科第二技工所CAD/CAMセンターを開設。グループ内事業所との連携、県内外技工所からの技工受注など、自費だけでなく保険にも活用範囲を広げ、デジタル歯科技工に取り組んでいます。
◆歯科グループ内のCAD/CAM設備
- CAD(デザイン)スキャナー11台
- CAM(加工)ミリングマシン4台
- 3Dプリンター1台
- ジルコニアシンタリングファーネス 4台
◆CAD/CAMの活用
CAD、CAM、3D プリンターそれぞれのパラメーターの値を探り、素材ごとの適合精度を数値化して製作します。最終的な適合、形態などの調整 修正はアナログで行う必要があるため、熟練技工士のアナログの技術はCAD/CAMにも最大限に活かされています。
◆義歯分野、保険クラウン分野へのデジタル技工の広がり
金属床義歯はCAD/CAMを用いた製作に移行しました。保険義歯は製作過程の見直しの中で、CAD/CAMを用いたクラスプ製作により作業時間の短縮につながりました。テンポラリークラウンの製作もCAD/CAMを活用し、診療業務の効率化を図っています。
◆CAD/CAMセンターの今後
この間の取り組みでCAD/CAMの普及が歯科技工士の労働環境を改善できることを確認しました。今後は3Dプリンターも活用し、歯科技工士の労働環境の改善を図るとともに、良質な補綴物の安定供給を行います。そして、高精度な補綴物の提供により、診療を効率化することで、患者さんの受診にかかわる時間的負担の軽減に努めます。
3Dプリンターの活用構想
キャストプレートの製作、保険クラウンのプリント、保険のクラスプ・バーの製作、個人トレー、ベースプレートの作製、口腔内スキャナーを用いた模型の製作、サージカルプレートの製作、TECの製作、試適用PMMAの製作、自費・保険のワックスアップの製作、平行模型の製作など、