臨床研修修了式

今年度の臨床研修は4名の研修医を3事業所(水島歯科診療所・玉島歯科診療所・阿新歯科診療所)で受け入れて実施されました。歯科グループ内の事業所をオンラインでつなぎ、全職員の前での修了式となりました。

単独型プログラム研修医O先生

「私は今、歯周病の治療を中心としたグループに所属しています。研修では、指導医に一回一回の処置ごとに確認してもらえるので、常にフィードバックを行うことができます。歯科衛生士のみなさんは、率直に意見を伝えてくれるので、大変勉強になります。歯科技工士の方からは、初めて歯の被せの形成を行ったもの(冠)にメモ用紙でコメントをもらったこともありました。勉強になりましたし、うれしかったので今も保管しています。事務の方は、予約やカルテの管理をしてくれて、スムーズに研修させてもらえていると、日々感じています。職場の人とプライベートで外出することもあります。岡山はまだまだ自然豊かなところなので、出かけるたびにリフレッシュできます。同僚とリラックスして過ごせる時間は、私にとって大事なひと時です。さまざまな方からのサポートに感謝しながら、最後まで有意義な研修期間が過ごせるよう頑張りたいと思います」

歯科グループ歯科医師交流集会

今年度2回目の歯科医師交流集会を開催。4名の若手・中堅歯科医師から「3症例のFOPを経験して考えさせられた予知性のある歯周治療」、「咬合性外傷を考える」、「周術期口腔機能管理の観点から」、「外部吸収の症例から〜色々反省したこと〜」などの演題報告とベテラン歯科医師から、小児歯科についての学習講演が行われました。

単独型研修プログラム研修医H先生

「臨床研修医になって半年が過ぎました。ここまでの自分を振り返ると「いろいろな人に支えられて、ここまで来られたな」と実感します。指導医や先輩の先生方には、私が行なった処置を毎回確認してもらい、フィードバックを受けたりして歯科医師としてのあり方を学んでいます。また、これまで私を育ててくれたのは先生方だけではありません。衛生士の方はとても頼りになり、私が患者対応などで困っていると、すぐに駆けつけてくれました。私が治療した歯のかぶせをするための土台模型を技工室に見に行くと、技工士の方が模型からアドバイスをしてくれます。事務の方も廊下ですれちがう時などに声をかけてくれ、私の調子を気づかってくれます。本当にいい環境で、歯科医師としての一歩を踏み出しているなと感じます」

管理型プログラム研修医I先生

「管理型の水島歯科診療所で4か月、8月からは協力型の玉島歯科診療所に異動し、1か月の研修を行ってきました。研修先が変わった当初は戸惑うこともありましたが、指導医やスタッフに助けられ、研修にも慣れてきました。 新しい処置を習得するために、まず模型で練習し指導医の指導を受けます。十分にできるようになっても、患者さんの口腔内は歯の並び方や歯の形、根管の数や形が一人ひとり異なっているため、難しさを感じています。上手く治療ができて、患者さんに満足いただけたときは、うれしくて「もっと頑張ろう」という気持ちになります。反対に、あまり納得がいく治療ができなかったときは「どうすればもっと良い治療ができるか」を考え、先輩の先生方と相談したりします。今後は、補綴に関する処置や治療計画をたてることなどを学んでいきます」